ロードス島戦記RPG 魔神戦争 外典・命根の書 第4話「井の中の奈落」
- AGLA
- 2019年12月15日
- 読了時間: 2分
冷たい雨が降り続ける中、グリンノーザの街壁に頼った防衛戦が続く。 壁さえあれば、きっとこのまま凌げるだろう。いつか魔神の数にも限りが来る――。 川に潜って街への侵入を試みた魔神を倒し、傷の手当てをしていた一行は、南から数百人規模の人々が北上してくる光景を目にする。 それは、王都カノンとの中間地点に位置する宿場村ノクターン・インの村人たちだった。 伯爵領内に2つある街壁を持つ街の1つであり、周辺村落の避難先でもある。 どうやら、壁の内部に魔神の侵入を許し、騎士・兵士たちが戦っている間にグリンノーザに避難してきたようだ。 ヤック傭兵団や冒険者マガトたちとともに、調査に向かうPCたち。 血痕や異形の足跡をたどると、その先には中央広場の井戸があった。 井戸の中を降りていくと、落盤により人口の地下通路につながっていた。 ヤックらと手分けして捜索を進めると、誰かが仕掛けた罠には気づいて避けられたものの、魔神やドワーフのアンデッドと遭遇し手傷を受ける。 運良く休憩の取れる空間を見つけて傷や疲労を癒やし、捜索を再会すると、間もなくドラゴンが直立したかのような巨体の魔神と遭遇した。 周辺には、騎士や兵士の武具や衣服、そして血痕が散らばっている。彼らは、魔神に喰われたのだ。 魔神を倒して地上に戻ると、グリンノーザの騎士が慌てた様子で駆けつけてくる。 告げられた事実は――王都カノン、炎上。
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