『部隊を離れることをお許しください。ジオンに未練があるわけではありませんが、それでも昔日の友軍。巨人どもに蹂躙される様を座して傍観するなど私にはできない。それに、この先連邦軍と本格的に歩調を合わせていくのであれば、元ジオン軍人である私の存在が要らぬ火種にならぬとも限りますまい。いずれまた連邦とジオン・・・異なる思想、立場の者たちが手に手を取って歩むことができる。そんな未来があるならば、この白狼どこにいようとも馳せ参じましょう。シン・マツナガ』
白狼は一人北米に残り、ジオンとゼントラーディ軍との戦闘に介入することを選んだ。それがガルマを・・・ひいては尊敬する友人のドズルを救う道だと信じて。
ホワイトベースはマチルダ隊の補給と修理を受け、ヨーロッパへと渡る。レビル将軍が指揮するオデッサ作戦を支援するためだ。
その途上、アムロの独断専行を重く見たブライトは、アムロをガンダムのパイロットから降ろす相談をミライと行っていた。それを聞いてしまったアムロは、ガンダムでホワイトベースを飛び出す。
オデッサ作戦開始時間が迫るなか、アムロ捜索をロンドベルに託し、ホワイトベースはオデッサへと先行する。
アムロは近くの街の食堂に居た。ガンダムを隠し、食事をとっていた。そこへジオン軍の兵士たちが入ってくる。その中の3人。黒いパイロットスーツを着た「黒い三連星」と呼ばれるエースパイロットたちに気に入られたアムロは、ジオンに来いとの誘いを断る。
連邦軍のパイロットだと知られたアムロだったが、三連星は戦「場では手加減しない」と言って立ち去る。今まで「モビルスーツと」戦っていたアムロは、初めて戦っていた相手が人間だったと認識する。
ホワイトベースが危ない・・・あそこには仲間が・・・その思いからガンダムに乗り込むアムロ。
アムロと共にオデッサへ向かったロンドベルは、マ・クベ大佐率いるジオン軍とレビル将軍率いる連邦軍の激突する戦場へ。
黒い三連星とマ・クベ大佐のグフと激闘を繰り広げていたが、そこへ深紅の鳥のような特機と、金色の墓標のような構造物が突如出現し、戦場は混乱を極めた。
金色の構造物の周囲には半透明の怪物たちが出現し、連邦、ジオンの区別なく襲い始める。それはまるで生命そのものを憎悪するかのような印象だ。それに比べ、深紅の鳥はロンドベルの特機「ハイロキン」だけを狙っていた。
怪物たちには攻撃が全く効果がなく、半透明の身体をすり抜けてしまう。なのに怪物の攻撃でモビルスーツは次々と傷ついていった。
この状況にあっても、アムロは黒い三連星との戦いしか目に入らなかった。「あの人たちに勝ちたい」人間の敵を目の当たりにして、アムロは彼らとの戦いを求めた。
3対1にも関わらず互角以上の戦いを繰り広げたアムロであったが、ロンドベル発案による連邦とジオンの一時休戦が決まってしまえば従うほかなかった。
両軍後退する中、怪物と謎の特機との戦いを続けるロンドベル。その時、所属不明の空中戦艦が現れ、謎の光を放つ。その光を浴びた怪物たちは半透明ではなくなり、実体を持つ存在として次々に撃破されていった。
ハイロキンも深紅の特機との戦いに勝利し、特機は灰となって散った。
所属不明艦の名前はエルザ。クーカイファウンデーション所属ということだったが、そのような組織に心当たりはなかった。彼らはシオン・ウヅキやKOS-MOSと同様に4000年後の未来からやってきた彼女達の仲間であるという。
現状を把握した彼らは、シオンが協力しているロンドベルへの参加を承諾する。彼らのいた時代で出現していた怪物・・・グノーシスの出現が、一連の不可思議な事象と無関係ではないと判断したためだ。
【選択肢】
①膠着したオデッサを後にして、ホワイトベースと共にジャブローへ向かう。
②オデッサに残ってジオンと戦い続ける。
③ホワイトベースと別れ、エルザで北米へと戻りガルマを救出する。👈
④その他
シン・マツナガの事で後悔と自責の念を抱いていたロンドベルは、ホワイトベースがレビルと合流したことで護衛の任務は終了したと判断。新たな仲間と共にエルザへ乗船し、ガルマ率いるジオン軍とゼントラーディ軍が戦い続けているであろう北米大陸へと進路を取った。
そこで待ち受ける運命とは?
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