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執筆者の写真AGLA

スーパーロボット大戦TRPG 第一話「メビウスの輪を超えて」あらすじ~

シャア・アズナブル率いるネオジオンによるアクシズ落とし。

それを阻止するべくロンドベル所属のパイロットたちはアクシズにおいて激しい戦いを繰り広げていた。

落下するアクシズを押し戻そうと、ニューガンダムがアクシズに取り付く。多くのモビルスーツがそれに倣い、敵味方なくアクシズを押す。

そんな時、ガンダムから放たれた優しい光は、モビルスーツを跳ね飛ばし、アクシズを引っ張り上げていくのであった。

その光景を最後に、意識は闇に包まれた。

気がつくと、見知らぬ宙域で僚機と共に漂っていた。ここはいったいどこなのか?

その時、遠くに戦いの閃光が見えた。まだ戦いは続いているのか。友軍支援のため、戦場へ向かう。

戦闘は続いていた。だが、相手はザクⅡ。ジオンが一年戦争当時に使用していた機体だ。もう14年近く前の機体。

もう一方はアクシズ近海で撃沈された友軍艦ラーチャター。

果たして、それは真に一年戦争当時のジオン軍と、撃沈され、存在していないはずの友軍であった。

ラーチャターと合流した彼女らは、自分達が過去へタイムスリップしてしまったのではないか、との結論に達する。

であるなら、現在一年戦争の開戦間もない、一週間戦争と呼ばれる戦いが終わったばかりであるはず。

元の時代に戻れないのなら、いや、戻ったとして撃沈されたラーチャターやクルーはどうなるのか?

この時代での身の振り方を考える必要がありそうだった。

彼らは、この時代にあるはずのない兵器「ジェガン」を保有している。これが連邦であれジオンであれ、わたる事になったとしたら・・・

歴史の針は大きく進むことになる。それがもたらす未来は?

彼らに提示された選択肢は4つ。


①連邦軍に味方してジオンと戦う。

②ジオンに味方して連邦と戦う。

③独自の第三勢力を築く。

④兵器を爆破し、中立コロニーでひっそりと生きる。


彼らが選択した道は③であった。

積極的にどこかの勢力に肩入れすることはできない。だが、これから始まるであろう一年戦争の泥沼の戦いを彼らは知っている。

この戦争をより悲劇少なく終結させ、今度こそ連邦とジオンの戦いの歴史に幕を下ろさせる。

それが、自分達がここへ飛ばされてきた意義ではないのか。

あの、ガンダムから放たれた光は心地よいものだった。人の暖かい心の光。そう思えた。

であれば、「救え―」そう言われている気がしたのだ。

こうして、彼らは道を選択した。第三勢力「ロンドベル」を築くべく拠点が必要となるのである。

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